当店オリジナルの湯種製法
パン生地を作る前段階で小麦粉の一部を熱湯で捏ね、小麦粉に含まれるデンプンを完全にα化させた生地を「湯種」と言います。湯種製法とは、この湯種を使うことで小麦粉に含まれる甘みを前面に引き出すことができる製法です。
ゴッホでは湯種に通常の作り方ではない独自の水分量を加え、炊き立てご飯を炊くように炊き上げるというオリジナル製法をとっています。生地作り
パン生地作りにはこだわりの湯種と、餅つき機を改良して作り上げた「杵つきミキサー」などを使用しています。杵つきミキサーは水の咥え方や生地の捏ね方などがゴッホ独自に調整されており、出来上がった生地はまるで雪溶けの雪を触っているがごとく、柔らかい雪そのもののようになります。
この柔らかい生地をじっくり発酵させてから、ひとつずつ手で丸めて成形し型にいれます。その型ごとホイロと呼ばれる発酵室で二次発酵をとり、その後石窯で焼き上げるという工程を経て、ゴッホにはいつものパンが並びます。
素材へのこだわり
小麦粉のブレンドと自家製の材料
ゴッホで取り扱っている小麦粉は、全部で15種類以上。作りたいパンのイメージに沿って小麦粉を選定し、いくつかをブレンドすることで独自の味を実現しています。 また、パンに使用しているカレーやカスタード、あんこ、タルタルソースなどはゴッホ自家製です。
一見どこのお店にも置いていそうな定番パンでも、材料の手作りにこだわることでゴッホのオリジナルとなっています。
素材を活かす技術力
ゴッホでは素材にこだわりを持つだけでなく、その良さを最大限に活かすことを大切にしています。
パンができるまでにはいくつもの工程があります。生地を練る、発酵させる、形を作る、焼く……どんなに良い素材を使っても、それを活かせる技術がなければ美味しいパンはできません。 科学的な観点から研究した温度や成分、そして職人による手捌きや焼き上がりの見極め力。それら全てを集結させ、お客様に毎日美味しいパンを食べていただけるように作っています。